わたしたち人間の筋肉は姿勢を保持したり、運動をしたり、内臓を動かしたりするパワーユニット（動力源）といえます。残念ながら、この筋肉は年齢とともに萎縮し力を出せなくなります。 30才を過ぎて普通の日常生活を送るだけだと、年1％くらい萎縮しますから80才になる頃には30才時の半分の筋肉量になる計算です。お金と違い、筋肉は使わなければ減るのです。もとの筋肉量が多い人は心配ありませんが、若い頃に筋肉が少なかった人は早く「つえ」が必要になるかもしれません。 対策は？あります！ 階段を上がったり下りたり、車に乗らず歩いたり、可能な限り日常生活で適度に体を動かすことです。スポーツを継続することも有効です。お金と違い、筋肉は使えば増えるのです。たとえ増えなくても筋肉の衰えのカーブを、ゆるやかにする事は可能です。 貯めるのはお金だけではありません。 大事なのは筋肉！大事な筋肉を失わぬよう心がけましょう。

健康運動指導士　横田 臣博