先日、東京に所用があり、新しいイタリア製の靴を履いて行きました。その靴は底が皮製でしたが、当日は雨と風で濡れた路面や階段はよく滑り、何度も転倒しそうになり、いつもより倍足が疲れました。その時、ふと周囲のビジネスマン達の足元を見ると、クッションのある滑りにくいラバー製の靴を履いていました。毎日の通勤で疲れにくく、安全で様々な条件を満たす靴を選んでいるのだなあと感心しました。 以前、塚本社長の紹介で、ある専門家から靴や歩行時の脚の動きについて話を聴くことができました。ある靴、厳密に言うと靴の中に入れる特殊な中敷（商品名：ドリームインソール）は、人間の持つ本来の脚（膝関節）の動きを引き出し、スムースな重心移動を実現し、歩行時に偏った部分に力がかかるＯ脚や変形性膝関節症の膝の痛みを軽減することができるというのです。 加えて、足の筋肉が発揮したパワーを効率よく地面に伝えてくれて、歩行姿勢の矯正や腰痛予防、果てはＯ脚や変形性膝関節症予防に役立つとのことです。 このことからもわかるように、我々現代人は、素足で外を歩行することがない以上、自分の身体機能を最大限引き出してくれる靴を選ぶ必要があるようです。 そのことが心地よい歩行を実現し、運動量の確保および体力の増進につながると思われます。 毎日履く靴、意外と簡単に考えてはいませんか？ 私自身もこの特殊ソールに今注目をしているところです。

健康運動指導士　横田 臣博